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終活あれやこれ~変わり種の終活と、終活自体の問題点

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「終活」という言葉が広く知れ渡るようになり、現在では多くの人がこれに取り組んでいます。
人の生き方が、あるいは死に方が人それぞれで全く異なるように、終活のあり方も多様化しています。そのため、少し変わり種の終活が出てくるなど、「それぞれにあった終活のかたち」も提唱されるようになりました。

しかし、終活が問題をはらむものであることも事実です。

今回は、数多くある「終活のかたち」と、またあまり取り上げられることのない「終活の問題点」について取り上げます。


 

<さまざまな終活のかたち>

終活のかたちは、実にさまざまです。
実のところ、終活には、「正解」というものは一切ありません。
そもそも、終活で行われるもののなかには、エンディングノートの作成にしろ、葬儀の段取りにしろ、法的拘束力を持たないものもあるからです。遺言書の作成や生前贈与など、法律の規制を受け、また法律によって優遇措置となりうるものも「終活」に含まれますが、そうではない場合、非常に自由度が高いのです。

このため、終活のかたちも大きく変わります。

エンディングノートを自分でしたため、希望する葬儀のかたちを伝え、棺に入れてほしいものなどを共有していくのが一般的なかたちではありますが、現在は、「実際に棺に入ってみる」というような変わり種の終活もあります。
また、エンディングノートやお墓のことを考えるときに、「相談会」というかたちで業者の元に足を運ぶ「終活フェア」も各地で執り行われています。

これらは、死というものをより身近に感じられるようにするという効果や、自分一人ではわからないことを専門家に相談できるというメリットがあります。特に相談会では、エンディングノートのプレゼントが行われるなどの特典もあります。

これらは業者にも旨味のあるものです。ここで業者に対しての信頼度を高めたり、入会などを促したりすることができるからです。入会した場合、万が一のことがあった場合に値引きが行われるなどのメリットもありますから、まさに、Win-Winの取り組みだと言えるでしょう。

 

<終活の持つ問題点>

このような取り組み自体は高く評価されるべきものですし、「死」を意識することで「残された生」をよりよく生きていけるようにもなります。
しかし、この終活に対して疑問を持つ人もいます。

まず、あまりにも、「死」というものが商業化しつつあるということ。
これは10年以上前から言われていることですが、かつて「葬儀」というのはもっと閉ざされたものでした。それが、より簡単に、より便利に、より安くなるように……と変わって煎っているのです。
この変化を、「進化」ととるか「衰退」と呼ぶかは人によって異なります。あえて個人的な意見を述べるとするならば、私個人としては、「葬儀のかたちが多様化している」ということは歓迎しています。昔ながらの葬儀を行うこともできれば、簡素化された葬儀を行うこともできるということで、増えた選択肢のなかから好きなものを選ぶことができるからです。

ただ、「終活」を商売にして、高齢者の財産を巻き上げようとする業者の存在も問題視されています。これは非常に大きな問題です。「死」というものに際して冷静にいられない、あるいは判断力が低下した状態の人に悪徳商法的な立場から忍び寄る人間の存在に警鐘を鳴らす声もあります。

もう1つの大きな問題点は、「終活は、必ずしも自分1人だけの意志でできるものではない」ということです。
残された家族のためを考えて行う終活ですが、これがしばしば、家族との間のいさかいごとの種となってしまうのです。

家族にとって、あなたはいつまでも長生きしていてほしい相手です。あなたが「死」ということを考えて動いていることに悲しみを覚えたり、怒りを感じたりする家族もいるでしょう。また、あなたが「質素な葬儀を希望する」といっても、「私たちはしっかりと送り出したい」と家族が言うケースもあります。

もっと生臭いのは遺産相続の話です。終活の際に生前贈与や遺産分配の話をしているときにそれが家族の耳に入り、大きな火種となることもあります。特に法定相続人以外に財産を残したい場合や、家族のだれか1人を優遇する医師がある場合はこの問題が深刻化します。

「財産がないから」と安心していてはいけません。
遺産相続におけるもめごとのうちの3割は、1000万円以下の金額のときに起こっているのです。
「家族仲が良いから安心」という思い込みも危険です。「可愛さ余って憎さ百倍」とはよくいったもので、仲がよかった兄弟姉妹が争いの渦中で憎しみ合うこともあります。
これらのトラブルを避ける方法の1つとしても取り上げられる終活ですが、逆に、終活のさなかにこれらのもめごとに遭遇する可能性もあります。

ただ、たとえ問題点があるにせよ、終活はやっておいた方がよいものです。できるだけ家族と密に連絡を取りながら、元気なうちに取り組んでいってください。


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