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終活の抱える問題点~「終わり」は自分だけのものではない?

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多くの人に「終活」が知られるようになり、その有用性が認められた現在、終活を積極的に考える層も増えてきています。
しかし、メリットの多い終活には「問題点」もあります。
今回はその終活の持つ問題点について見ていきましょう。

<問題点その1「終わり」は自分だけのもの? 家族との認識の違い>

終活は、「終わり」を見据えて、残りの人生や自分が亡くなった後の処理を自分らしく行うためのものです。
しかしここで問題になるのが、「家族との認識の違い」です。

たとえば、「自分のお葬式は、ごくごく簡単なものでいい。お坊さんなども呼ばなくてもよい」と思って、生前に葬儀の打ち合わせなどを済ませる人もいます。しかし残される家族としては、「最後の親孝行なのだから、華やかに送り出したい」と考えていることもあるわけです。
また、「自分は自分だけのお墓に入りたい。死んだ後まで、周りに気を使うのは御免だ」と考える人もいる一方で、「やっぱり先祖代々のお墓に入ってほしい」と考える家族もいます。

このような「家族との認識の違い」はしばしば、実際の葬儀の場でも問題になります。

<問題点その2 悪質業者の問題>

詐欺を働こうとする人間の嗅覚は、いっそ見事といっていいほどのものです。終活がよく知られるようになった現在、これを食い物としようとしている業者も出てきました。
たとえば、「終活のために、持っている財産を処分しよう」と考えている高齢者に言い寄って、不当に安い値段で買いたたく業者などの存在があります。

相手が高齢者であることに目をつけ、周りの人に相談させる暇を与えずに契約を結んでしまうのです。
生前の契約をタテに迫れる、という意味では葬祭業者や遺品整理業者も例外ではありません。
信頼のできるところを選ぶことが何よりも大切です。

<問題点その3 終活と法律>

しばしば誤解されがちなのですが、終活におけるエンディングノートは法律的な拘束力はありません。これも問題点のうちの1つです。たとえばエンディングノートに、「特定の孫に宝石すべてを残したい」と書いておいたとしても、これは法律的には無効なのです。
確実に残したい場合は、エンディングノートではなく、遺言として残さなければなりません。
また、たとえ遺言として「自分の面倒を見てくれた長女だけが可愛いから、長女だけに財産の一切を残す」とした場合でも、相続人(直系尊属・配偶者・子どもや代襲相続人)には遺留分が保証されます。加えて、遺言には一定の条件があります。

「終活をした際にエンディングノートに書いておいたから、自分が死んだ後もあの子にだけ財産を残せるだろう」「遺言をしたためたから、長女にすべての遺産を渡すことができるだろう」と考えてしまうのは、大きな問題です。
「1人でできる終活の限界はどこまでか」「法律が定める範囲はどれくらいか」をしっかりと知ったうえで終活を行っていない場合、残された家族が逆に混乱に陥れられるという問題もあります。

これらの問題点を理解したうえで、適切な終活を行っていきましょう。



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